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2017/5/17    メールマガジンNo.39UPしました。
2017/4/13    メールマガジンNo.38UPしました。
2017/3/30    神田順「建築基本法制定シンポジウム2017」開催(鉄構技術2017.04)をUPしました。
神田順釜石市唐丹にの集落復興プロジェクト第一幕東日本大震災と<復興>の生活記録(六花出版2017/3/11)をUPしました
2017/3/13    メールマガジンNo.37UPしました。
2017/2/22    メールマガジンNo.36UPしました。
「Mangiare、Cantare、Amore」NPO法人 建築技術支援協会会報 2017/2をUPしました
2017/1/25    メールマガジンNo.35UPしました。
蔵書リストを更新しました
2017/1/13    神田順「鼎談|建築をとりまく「選択と集中」を考える」建築雑誌 2017年1月号 をUPしました。
記事・論文等更新しました。
2016/12/13    メールマガジンNo.34UPしました。
2016/11/17    メールマガジンNo.33UPしました。
蔵書リストを更新しました
神田順「増田一眞先生の伝統木構造」「自然災害と風工学専門家」をUPしました。
2016/10/13    メールマガジンNo.32UPしました。
2016/10/04    神田順「ウズベキスタン旅行記」UPしました。
2016/9/09     メールマガジンNo.31UPしました。
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第18回AF-Forum
高さをつくる心と力


コーディネータ:神田 順
パネリスト:大澤昭彦(高崎経済大学)、慶伊道夫(構造設計者)
日時:2017年6月22日(木)17:30~19:30
場所:A-Forum
参加費:2000円(懇親会、資料代)

参加申し込み:こちらのフォーム よりお申し込みください。
*「お問い合わせ内容」に必ず「18回参加希望」とご明記ください。

我が国では、最初の100mを超える超高層建築が、1968年の霞が関ビルである。その実現にあたっては、大きな力の存在が想像される。アメリカでは20世紀の早くから300mを超える超高層建築が建てられ、かつて限定的であったのに、今や世界のどこにでも見られるようになった。1990年代には、我が国でも産官学をあげて1000m級の建築が具体的に検討された。

建築規制で高さの制限をしているところでは、技術的に可能であっても、その高さを超えることができない。それは、その地域が約束事として高さをつくる心を押さえている状況である。もっとも技術が、失敗したときの社会的波及効果の大きさを想像すると、試行錯誤という形では許されず、国レベルの社会で納得されないと実現できない状況もある。とはいえ、我が国のように、かなり詳細な取り決めの解析技術により安全性を確認することを、法規制で約束ごととしているところは少ないように思う。

五重塔や、ゴシック教会のような高層建築が、宗教の力により、その高さを可能にしたのは、過去の物語である。今や巨大企業が宗教に代わる役割を果たしているようにも見える。その一方で、経済的な力という意味では、過去も今も変わらない。

高さをつくる心、高いものへの憧れ、高さが与える満足感は、人より優れていることを感じる本能によるものもあるだろう。そして、それを生み出す技術力は、その力を発揮するときに、どのような高揚感を与えるか。プロジェクトの成功には、欠かせないものでもある。超高層建築を生む過程の中にいる構造技術者として心と力についての意識はどのようなもので、それは、外から見ている都市計画家、歴史家の意識と共通なものか。

超高層建築は、確立した技術体系となっており、経済的、法的に可能であれば建設される現状にあって、肯定するにしても否定するにしても、個々の人間における、その心や力のあり様についての認識を理解しておくことは、意味のあることのように思われる。

今回のフォーラムでは、パネリストとして、大澤昭彦(高崎経済大学准教授)氏と慶伊道夫(元日建設計)氏をお呼びしましました。大澤氏には「『高さ』に込められた意味~高層建築の歴史から考える~」の題で、また慶伊氏には「『高さ』と構造技術―東京スカイツリーの場合―」の題で、話題提供いただきます。

「高い」ことが人間社会にとってどのような魅力となりえているのか、それを生み出す心や力について、さまざまな角度から意見交換したいと思います。奮ってご参加ください。

参考文献:高層建築物の世界史(大澤昭彦著、講談社現代新書)