第44回AB研 戦後住宅は「ポスト戦後住宅」へと再編可能か 門脇 耕三
日時:2026年05月16日(土)14:00~
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YouTube:
https://youtu.be/BqVNqE1d3w0
<趣旨>日本の戦後住宅は、資本主義的なものと社会主義的なものの奇妙な折衷として出発した。しかし高度成長期以降は、資本主義路線一辺倒へと舵を切る。この頃の住宅は「持ち家」資産として「戦後中流」の形成に寄与したが、その本質は、性別役割分業を前提とした家族賃金の再配分装置だったといえる。その後、経済のグローバル化と金融工学の発達に伴い、住宅は金融商品としての性格も身につけていくことになるが、2020年代を迎えた現在、世界経済は再ブロック化へと向かい、経済・社会システムばかりではなく社会規範も大きく変化する中で、戦後住宅の枠組みは機能不全に陥っている。災害、パンデミック、紛争などに起因する危機が立て続けに起こり、人びとの生存が脅かされるこの状況下で、住宅は生存の基盤としての役割を取り戻すことができるだろうか?回答はもちろん用意されていないが、住宅について根本から議論する機会としたい。(門脇)
門脇 耕三(かどわき こうぞう/建築構法・建築設計 明治大学 教授) 略歴
1977年神奈川県生まれ。2001年東京都立大学大学院修士課程修了。東京都立大学助手、首都大学東京助教などを経てを経て現職。博士(工学)。2012年に建築設計事務所アソシエイツを設立。現在、明治大学出版会編集委員長、東京藝術大学非常勤講師を兼務。建築構法を専門としながら、建築批評や建築設計などの活動も行う。
コメンテーター:
渡邊 大志(わたなべ たいし/建築デザイン・都市史 早稲田大学 教授)
コーディネータ:布野修司+安藤正雄+斉藤公男